愛でもない青春でもない旅立たない 価格： 1,365円 レビュー評価：4.5 レビュー数：5
モラトリアム下にある大学生の日常を
ただただ淡々と描いている。
堅苦しい理屈を、恐らくは意図的に
思考からも筆致からも丁寧に消すことによって
独特の雰囲気を醸し出すことに成功している。
唯一、その微温湯的な構造を破壊するのが
夢の挿話とそこに登場する少女の存在で、
ラスト、その夢の世界が現実世界を覆い、
イメージが乱舞して終わる。このラストの
処理をどう解釈すればいいのか、
正直私にはよく判らないが、
気になる作品であることだけは間違いない。 |
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文学テクスト入門 (ちくま学芸文庫) 価格： 798円 レビュー評価：4.0 レビュー数：1
神経症を患った人の｢紙は白い。だから、白いものは紙だ｣式の発想が、文学における想像力の源であり、感動の仕組みだという氏の説明はとてもわかりやすかったです。だから、安易な作家は人のそういう習性を逆手にとって、その作品のほとんどに恋愛の要素を盛り込むんですね。意地悪はまぁともかく、本書は森鴎外をはじめとする数人の作家を扱いはするものの、表題にもあるようにそれぞれをテキストに文学の在り方を丁寧に解説しており、入門の名にふさわしい内容となっています。つくづく氏の早世が惜しまれます。 |
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P.B.B.2 価格： 2,900円 レビュー評価：3.5 レビュー数：3
遊佐さん買いでしたが、現実では無縁なホストの世界を十分堪能しました!
普段はノリが良くて人懐こいが実はひどく寂しがりやな忍役の遊佐さん、育ちがよく硬派な男前、でも忍に対して独占欲強い純佑役の森川さん、どちらもさすがの演技で説得力があり、引き込まれました。
ハルト役の安元さんも存在感があって素敵でしたし、個人的にはコージ役野島(裕)さんの珍しいヘタレ後輩ぶり(笑)がツボでした。
キャストも豪華ですし、無理なく楽しめる1枚です! |
キャラクタードラマCD「ペルソナ3」Vol.4 価格： 2,625円 レビュー評価：4.0 レビュー数：3
確かに他のキャラクタードラマCDに比べればギャグ成分が少ないですが、
主人公たちと生徒会メンバーの絡みは新鮮で、美鶴に対するゆかりが抱く思いなどとても良かったです。
江戸川先生も相変わらずで、またゲーム中の小ネタも効いていて十分面白い内容でした。
それと、ペルソナ4でのあるイベントについて触れていますので、
美鶴や千尋の言動も見物かもかもしれません。
P4をやった人にはニヤリと出来るような部分があるのではと思います。
ゲーム内の世界観やキャラクターを壊さず、逆にガッチリ固めていく、素晴らしいド |
誰カノタメニ/ワスレナグサ 価格： 1,050円 レビュー評価：4.5 レビュー数：3
独特なヴォーカルがしみこんできます。
彼女のこれからの才能にも、期待せずにはいられません。 |
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